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おとり効果とは
おとり効果(Decoy Effect)は、選択肢の中に見せかけの選択肢を加えることで、他の選択肢をより魅力的に見せる心理現象です。この効果が働くと、本来であればあまり選ばれない選択肢(おとり)があると、他の選択肢と比較してより好まれるようになります。
おとり効果は消費者行動や意思決定に影響を与える重要な要因となります。商品やサービスの価格設定、メニューの構成、広告のデザインなど、さまざまな場面で利用されます。
例えば、映画のチケットを販売する際に、以下のような選択肢があるとします。
- A: 映画のチケット(1200円)
- B: 3D映画のチケット(1500円)
この場合、一部の人はAを選択し、他の人はBを選択するでしょう。しかし、おとり効果を利用して、以下のような選択肢Cを追加することで、Bの選択を促進できます。
- A: 映画のチケット(1200円)
- B: 3D映画のチケット(1500円)
- C: 3D映画のVIPシートのチケット(2000円)
こうすることで、Bが高価であることが強調され、選択肢CはBより高価であるにもかかわらず、Bをより魅力的に見せることができます。その結果、人々はBを選択する傾向が高まります。
おとり効果は、選択肢を比較する際に、人々が相対的な価値を評価するという心理メカニズムに基づいています。この効果を理解し、選択肢を設計する際に活用することで、消費者の選択を誘導し、売り上げを増やすことができます。
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