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アンカリングとは
アンカリングとは、人間が物事を判断する際に最初に受け取った情報に大きく左右されてしまう心理現象です。この言葉の由来は、「Anchor(アンカー)」と「Anchoring」にあります。アンカーは「錨(いかり)」を意味し、アンカリングは「錨を下げて船舶を係留すること」を意味します。この心理現象では、最初に受け取った情報が錨のように基準となり、その後の判断がその情報に引きずられるということを指します。
例えば、値引き交渉をする際に、最初に提示された価格が非常に安いと、その後の価格交渉においても、安い価格を基準にしてしまう傾向があります。そのため、最初に提示された価格(アンカー)が、後の判断に大きな影響を与えることがあります。
また、医療におけるアンカリングは、ある感情を引き起こすもの(アンカー)を意図的につくりだす心理療法の技法です。特定のイメージや記憶を活用し、感情や行動の変容を促すことが目的です。
つまり、アンカリングは日常生活や医療の場面でよく見られる心理現象であり、最初に受け取った情報が後の判断や行動に大きな影響を与えることを理解することが重要です。
