レンタルサーバーの選び方
WordPressでブログやアフィリエイトサイトなどのWebサイトを作成する際には、どのレンタルサーバーを選ぶか迷うことがあるでしょう。
WordPressのレンタルサーバーは、そのWebサイトの成功にとって非常に重要です。
しかし、世の中には数多くのレンタルサーバーが存在しており、その中から性能や使いやすさ、料金など、自分に適したサービスを見つけるのは簡単ではありません。
そこで、この記事ではレンタルサーバーを選ぶ際のポイントを紹介します。迷っている方に向けて情報を提供し、WordPressを始める初心者の方やすでにWebサイトを運用していてサーバーの乗り換えを検討されている方にも、ぜひ参考にしていただきたいと思います。
レンタルサーバーには、無料と有料の2種類があります。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
| 無料レンタルサーバー | 有料レンタルサーバー |
| 費用がかからない 機能に制限が多い 運営会社側の広告が強制挿入される 独自ドメインが利用できない サポートが存在しない場合も 安定性が低いことも 商用利用できない場合も | 費用がかかる 機能制限がなく自由 運営側の広告は表示されない 独自ドメインを利用できる サポート体制が充実している 稼働率が高く安定している 商用利用OK |
無料レンタルサーバーのデメリット
安定性が低い
無料または格安のサーバーを利用すると、通常、容量が限られたサーバーで複数のユーザーサイトを管理することが一般的です。その結果、安定性が低下する傾向があります。
サーバーの運営側が低容量サーバーを選択する主な理由は、無料または格安での運営が利益を上げることが難しいからです。
また、サーバーの性能が低いと、処理速度が遅くなり、Webサイトの表示速度に影響が出る可能性があります。
ユーザーがWebサイトに興味を持っても、正常に表示されない場合や表示速度が遅い場合は、再訪問につながらない可能性がありますので、その点にも留意する必要があります。
容量・転送量が少ない
無料や格安のレンタルサーバーでは、一般的に容量や転送量が制限されていることがあります。
容量が制限されていると、多くの画像や動画を利用することが難しくなります。
また、転送量が制限されていると、表示速度が低下するだけでなく、ファイルのダウンロード速度も遅くなり、ユーザーの利便性に影響が出る可能性があります。そのため、注意が必要です。
画像の配布サイトなどを運営する場合は、最初から安定性の高い有料サーバーを選択することをお勧めします。
広告設置に制限がある
広告収入を得ることを目指して、Webサイトを運営したいと考える方は多いでしょう。
しかし、無料や格安のレンタルサーバーには、広告の設置を制限したり、運営側の広告を強制表示するところもあります。
運営側の広告は、一般に収益性の高い位置に表示されるため、自分の広告の収益に悪影響を及ぼすことがあります。
また、あなたのWebサイトに望まないジャンル(例: アダルトや出会い系など)の広告が表示されると、デザイン性が損なわれるばかりか、ユーザーの離脱も招いてしまうでしょう。
商用利用不可な場合も
無料や格安のレンタルサーバーの中には、商用利用が制限されている場所もあるのです。
商用利用とは、実店舗のウェブサイト運営やオンラインショップの運営はもちろん、アフィリエイト広告の設置など、収益を目的とした利用全般を指します。
もし規約に違反すると、ウェブサイトが強制的に削除されるかもしれません。その場合、データのバックアップを取っていないと最初から作り直さなければなりません。
コストを抑えるつもりが、結果的に膨大な時間と手間を要することになるかもしれませんので、注意が必要です。
独自ドメインを利用できない
無料や格安のレンタルサーバーでは、一般的にサービス側のドメインを利用することになります。そのため、独自のドメインを利用することができない場合が多いです。
サービス側のドメインを使用すると、そのサービスが終了すると同時にそのドメインも使用できなくなり、結果としてWebサイトへのアクセスができなくなってしまいます。
さらに、共有ドメインを使用する場合、Google AdSenseなどの広告プログラムの審査を通過することが難しくなる場合もあります。これは共有ドメインが信頼性に欠けるためです。
また、共有ドメインを使用すると、SEOにも不利になります。そのため、集客や収益化を目指す場合には、独自のドメインが使用できる有料のレンタルサーバーを選択することが重要です。
サポートが手薄
WordPressを運営していると、突然アクセスできなくなったり、Webサイトが正しく表示されなくなったりするトラブルが発生する可能性があります。
Webサイトを運営している途中で何らかのトラブルが発生した場合でも、無料や格安のレンタルサーバーではサポートが不十分なため、自分で問題を解決する必要があります。
一部の無料や格安のレンタルサーバーはメールでのサポートを提供していますが、対応が遅かったり、返信の内容が理解しにくかったりする場合もあります。
特に、Webサイトを始める初心者の方は、サポート体制がしっかり整っている有料のレンタルサーバーを利用した方が安心です。
サービス終了のリスクがある
無料や格安のレンタルサーバーでは、運営元の収益が少ないため、有料サーバーよりもサービスが終了するリスクが高くなります。
サービスが終了してしまうと、Webサイトのデータを取り出すことができなくなる可能性もあります。これにより、これまで積み重ねてきた記事をすべて失う可能性もあります。
また、新しいドメインでWebサイトを立ち上げても、URLが変わってしまうため、ブックマークやリンクはもちろん、SEOの評価も失ってしまいます。
WordPressには有料レンタルサーバーがおすすめ
WordPressを使用してウェブサイトを運営するには、必ずレンタルサーバーを利用する必要があります。なぜなら、WordPressはサーバーにインストールして使用するためです。
ただし、サーバーを個人で管理することは非常に難しく、購入コストやランニングコストも高く、メンテナンスにも手間がかかります。
そのため、個人でブログやアフィリエイトサイトを運用する場合は、通常、レンタルサーバーを利用するのが一般的です。
レンタルサーバーでは、サーバー運営会社が24時間体制で管理し、安全性が高いサービスを提供しています。
故障やトラブル対応、メンテナンスなども全て任せることができるので、安心して利用できます。
また、レンタルサーバーには、無料と有料の2種類があります。
WordPressを運用する場合は、無料レンタルサーバーはお勧めできません。
無料レンタルサーバーには様々な機能制限があるため、できるだけ有料レンタルサーバーを選ぶようにしましょう。
レンタルサーバーを比較する時のポイント
表示速度が速い
レンタルサーバーによって、Webサイトの表示速度は異なります。
表示速度は、読者の離脱率にも影響するので非常に重要なポイントです。
レンタルサーバーの表示速度を左右するのは、サーバーの性能などの技術面だけでなく、1つのサーバーを共有する人数の影響も大きいです。
個人でWebサイトを運営する場合、通常は共用型という1つのレンタルサーバーを複数のユーザーで共有するタイプのサーバーを利用します。
その際、1つのレンタルサーバーに対して多くのユーザーが共有されている場合、転送速度を保てずにWebサイトの表示速度が遅くなることもあります。
特に、無料のレンタルサーバーはこのような理由から表示速度が遅い場合が多いです。
一方、表示速度が速い有料のレンタルサーバーは、1つのサーバーを共有するユーザー数を抑えて運用しています。
安定性が高い
安定性が高いレンタルサーバーを選ぶことも大切です。
レンタルサーバーの安定性とは、簡単に言えば「どれほど正常に稼働しているか」ということです。
安定性が悪いと、サーバーがダウンしたり、それに伴うメンテナンスが発生することになります。
サーバー障害やエラー、メンテナンスが起こると、あなたのWebサイトはその間表示されなくなります。
Webサイトが一時的に表示されない状況が生じると、アクセス数が減少するばかりでなく、信用を失いユーザーが離れてしまう可能性もあります。
安定性を判断する目安は、レンタルサーバーの運営会社が公表している「稼働率」です。
安定性が高いレンタルサーバーの稼働率は「99.99%」を目安にしましょう。
例えば、99.9%と99.99%のレンタルサーバーがあるとします。
一見すると、どちらも優れた稼働率に見えますが、実際には大きな差がありますので、注意が必要です。
99.9%では約8時間45分、99.99%では約53分、1年間でサーバーが稼働していない時間があることになります。この差は約8時間です。
したがって、レンタルサーバーは「稼働率99.99%」以上の会社を選ぶようにしましょう。
また、各レンタルサーバーでは、障害発生の情報などを確認できるので参考にすることをおすすめします。
障害が多いレンタルサーバーは、安定性が低いということになりますので、ご注意ください。
規模や目的に合ったプラン
レンタルサーバーの契約をすると、一般的に以下のような料金が発生します。
初期費用:初回のみ発生する費用で、無料の場合もあります。
月額費用:毎月支払いが必要になる費用で、金額はプランによって異なります。
ドメイン費用:ドメインを取得する費用で、1年ごとに更新料がかかることが多いです。一部のレンタルサーバーでは、この費用がセットで無料になる場合もあります。
特に、月額料金は性能や機能によって大きく異なるため、慎重に選ぶ必要があります。
大規模なECサイトなど、多くのアクセスが見込まれるWebサイトであれば、高性能なプランを選ぶことが重要です。
一方で、個人ブログなどの小規模なWebサイトでは、しばらくアクセスが少ない状態が続くことがありますので、高性能プランは無駄になる可能性があります。
Webサイトが成長するまでは、一般的な基本プランから始めることをおすすめします。
プラン変更がしやすい
プランの変更のしやすさも、レンタルサーバー選びでは重要ですね。
Webサイトを開設した初期段階では、アクセスが少ない状況でも、低価格の基本プランで対応できるでしょう。
しかし、Webサイトが成長しアクセスが増えてくると、表示速度が遅くなり、ユーザーの離脱率が悪化してしまうこともあります。
ユーザーの離脱は売上減少につながるため、大きな問題ですね。
プラン変更が可能で手続きが簡単なレンタルサーバーを選んでおけば、Webサイトの成長に合わせて気軽に上位プランに変更することができるので、安心です。
初心者にもわかりやすい管理画面
初心者にとってわかりやすく、使い勝手の良い管理画面は、レンタルサーバーを選ぶ際にとても重要です。
特にサーバー周りは専門用語が多く、初心者にとっては難しいことが多いです。そのため、直感的で迷わないように設計された管理画面を選ぶことが大切ですね。
中には複数の管理画面が存在し、用途に応じて使い分ける必要があるレンタルサーバーもあります。
ですので、1つの管理画面ですべての操作が行えるレンタルサーバーを選ぶことをおすすめします。
サポートが充実している
サポート体制が充実しているかどうかも、レンタルサーバー選びには欠かせない要素ですね。
レンタルサーバー会社によって、サポート体制は異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
具体的には、メールサポートの有無はもちろん、チャットや電話でのサポートが提供されているかどうか、受付時間なども確認しておきましょう。
また、信頼できる会社が運営しているかどうかも重要ですね。
利用者実績や口コミ情報などを参考にするのも良い方法です。
独自ドメインの取得が可能
レンタルサーバー会社の中には、契約時に独自ドメインも同時に取得できるサービスがあります。
さらに、セット契約でお得になるプランや、ドメインが無料でプレゼントされるなどの特典もあるんです。
だから、レンタルサーバーを選ぶ際には、ぜひ確認してみてくださいね。
また、もし複数のWebサイトを運営する予定なら、1つのレンタルサーバー契約で複数の独自ドメインを管理できるかどうかも大切です。
例えば、マルチドメインを「無制限」としている会社なら、追加料金なしで何個でも独自ドメインを使うことができるんですよ(ただし、ドメインの契約は別途必要ですけどね)。
バックアップが取れる
自動バックアップ機能があるレンタルサーバーなら、万が一のトラブルが発生した場合でも、サーバーからWebサイトを復元することができます。
WordPress本体やテーマのアップデートを行ったり、プラグインの導入や削除を行ったり、カスタマイズを行ったりする際、Webサイトのトラブルが起こる可能性があります。そのため、バックアップと復元ができるようにしておくことは非常に重要です。
トラブルが発生すると、Webサイトのレイアウトが大きく崩れたり、場合によってはWebサイトのデータがすべて消失してしまうこともあります。データが消失すれば当然、アクセスや収益も失うことになります。
そのため、レンタルサーバーを選ぶ際には、必ず自動バックアップ機能が実装されているサービスを選ぶようにしましょう。
また、バックアップはできても復旧するためにお金がかかったり、操作や手続きが面倒である場合もあります。
ですので、無料で簡単に復旧できるレンタルサーバーを選ぶことが大切です。
