本当に楽しくて笑っているかどうかは口元に注目すると見破れるかもしれませんよ。
口元はコントロールしやすい
人の感情は顔に現れますが、すべてが自然な感情を反映しているわけではありません。特に人間は表情筋が発達しており、相手の表情から感情を読み取る「表情判断」がコミュニケーションの重要な手段となっています。しかし、感情を隠すために「つくり笑い」をすることも多くあります。
ただし、顔のすべての表情筋を自分の意志で自由に動かすのは難しいです。特に目元の表情はコントロールが難しく、口元よりも作り物であることが見破られやすい部分です。そのため、もし口元が先に笑い、目元が笑っていない場合、それはつくり笑いの可能性が高いと言えます。
目元は本心を表しやすい一方、口元は比較的コントロールしやすいため、相手の本音を探る際には、口元よりも目元の表情に注目することが効果的です。
口元が先に笑っていたらつくり笑い

口角を上げて、口元で笑顔をつくるのは比較的簡単ですが、目元はコントロールしづらいため、つくり笑いでは口元が先に笑います。
つくった表情は左右非対称
顔はもともと完全な左右対称ではありませんが、意識的につくった表情では左右の違いが特に際立ちます。心理学者サッカイムの実験によると、人が意図的に表情をつくると、その表情は顔の左半分に強く現れやすいとされています。これは、感情を司る右脳の働きが関係しており、右脳の影響が顔の左側に反映されるためです。
このため、相手の本音を探りたいときには、顔の左半分の表情に注目することが有効です。右脳によって無意識に表れる左半分の表情を観察することで、作られた表情と本心の違いがわかりやすくなるからです。
感情は顔の左側に表れる?
人の感情が顔の左半分に強く表れるのではないか、という仮説をサッカイムは検証しました。サッカイムは、心理学者エクマンが提供した顔写真を使い、顔を左右に分け、それぞれ反転させた写真を作り比較するという実験を行いました。この仮説に基づき、顔の左半分がより感情豊かに表現されると予測されましたが、実験の結果、自然な表情の場合は左右対称であることがわかりました。
一方、意図的につくった表情では左右非対称が顕著に見られ、特に顔の左側に感情が強く出る傾向がありました。これは、感情をつかさどる右脳の働きが顔の左側に反映されやすいためと考えられています。
自然な笑顔

つくった笑顔

バレないつくり笑いのコツ
良好なコミュニケーションのために、自然な「つくり笑い」をするコツがあります。露骨なつくり笑いはかえって印象を悪くするため、次のポイントに気をつけると自然に見せやすくなります。
- 笑い始めのタイミングを工夫する
突然笑い出すのではなく、相手の話に応じて徐々に笑顔を浮かべると自然に見えます。無理に明るく笑い始めると不自然に見えがちです。 - 持続時間を短めにする
つくり笑いは、長すぎるとわざとらしさが出ます。相手の話が続く中で、短い笑顔を繰り返すほうが自然な印象を与えます。 - 笑顔の終わり方を意識する
笑顔が突然消えると不自然なので、少しずつ表情を戻すようにしましょう。徐々に表情を和らげて、ふっと自然に消えるようにすると効果的です。
このように笑顔の「開始」「持続」「消滅」を自然に演出することで、つくり笑いでも相手に良い印象を与えやすくなります。
苦手な人、嫌いな人の前でば舜間的に眉間にシワが出ている。ただし、人が相手の表情を読み取るには0.4秒かかるので、その前に瞬時にこまかせば相手に気づかれずにすむかもしれない.
