周りに悪い印象を与えてしまう癖の裏には自分を落ち着かせようとする心理があります。
誰かに頭をなでてもらいたい
人は心配事や不安があるとき、無意識のうちに自分を慰めたり、気持ちを落ち着かせようとする行動を取ることがあります。このような自己を癒やす動作を「自己親密行動」と呼びます。赤ちゃんや小さな子どもが不安を感じた際に、母親に抱っこされたり頭を撫でてもらうことで安心するのは、自己親密行動の一つの表れです。
大人の場合、同じような安心を求める気持ちはあっても、自己親密行動は自分自身で行うことが多く、無意識に特定の動作が癖のように表れることがあります。例えば、心配や緊張を感じたときに髪を触ったり、自分の腕を抱きしめたりするのも、この自己親密行動の一種です。
ただし、こうした行動はストレスや不安だけでなく、退屈しているときや考え事をしているときにも現れることがあります。そのため、自己親密行動がどのような状況で現れているかを見極めることが大切です。たとえば、緊張や不安を和らげたいときには、自分の頭を軽くなでたり、深呼吸をしてみると、リラックスする効果が得られるかもしれません。
このように、自己親密行動は無意識に自分を落ち着かせる自然な手段であり、時には心のケアとしても役立ちます。
タバコは母親の乳房がわり!?
フロイトは、無意識の存在を発見し、その中にある「リビドー(性的な欲求)」にも注目しました。このリビドーは発達段階ごとに異なる形で現れるとされており、その代表的なものの一つが「口唇期」です。口唇期は生後からおよそ18か月頃まで続き、この時期の赤ちゃんは、母親の乳房を吸うことで安心感を得る習慣が身についています。乳房を吸うことが、赤ちゃんにとって心を落ち着ける自己親密行動の一種であるのです。
この「口唇期」については、ストレス解消や気持ちの安定を求めて人がタバコを吸う行動とも結びつけられることが多いです。タバコを吸うという行為は、成長過程で失われた口唇期の安心感を無意識に求める行動であるという考え方です。つまり、タバコを吸うことは「母親の乳房を口にする」行為の代わりとして、自己親密行動の一環とみなされるのです。
このように、無意識に心の安定や安心を求める行為としての喫煙は、成長過程で学んだ安心の方法が形を変えて現れたものと考えられます。
よく見かける癖にワケがある
誰にでも1つくらい癖はあるものですが、他人がしていると気になるものです。不可解なその行動にも、きちんと理由があります。
貧乏ゆすり
ストレスを和らげている
イライラしたり緊張しているときに出る貧乏ゆすり儀が悪いと言われるが、実は振動を脳に伝えることによって、ストレスや緊張を和らけている。
髪を触る
不安を感じている
頭を撫でてもらう代償行為。不安感があり、誰かに甘えたいという依頼心が強い。退屈している場合や、意味の人を前にして性的興奮が高まり、自己意識が高まっている場合にも見られる。
頭をかく
フラストレーションを感じている
強いストレスや不安からくる自傷行為。自己中心的で完璧主義な傾向にある。髪を抜いたり爪を噛んだりするのも同じ。
唇をなめる
緊張している
唇が乾くのは緊張しているため。また口唇欲求の表れにもある。舌を出すのは「照れ隠し」や「邪魔されたくない」というサイン。
タバコを吸う
安心したい
緊張感やストレスを感じており、母親の乳房を吸うときの安心感を得るため。唇に触る人や、間食が多い人、ガムをかむ人も同じ。
タバコの吸い殻にも性格が表れる。灰皿にギュウギュウ押しつけるのはがさつな人に多く、一定の長さの吸い殻をきれいに並べるのは几帳面な人。根元ギリギリまで吸う人はケチな人が多い。
